■ ID | 250 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 建設廃木材の焼却生成物質(第2報) |
■ 著者 | 倉田泰人
埼玉県環境科学国際センター 川嵜幹生 埼玉県環境科学国際センター 渡辺洋一 埼玉県環境科学国際センター 河村清史 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)廃棄物資源循環学会 |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第14回廃棄物学会研究発表会講演論文集、674-676 |
■ 抄録・要旨 | 現在、大量に排出されている建設廃木材について焼却時に発生する化学物質の検索を室内実験により行った。産業廃棄物炉において焼却されている廃木材は、板材、合板、繊維板、木質ボード等多岐に渡るが、製造の過程でユリア樹脂系あるいはユリア・メラミン共縮合樹脂系等の接着剤が使用されているものが多く、木材由来の焼却生成物に加えて、使用された接着剤からの焼却生成物に関する情報についても重要と考えられた。そこで、含窒素化合物の一種であるアザアレーン類についてその発生に関する情報を得た。
アザアレーン類の発生量は焼却する廃木材中の窒素含有率と関係が深く、窒素含有率が高くなるにつれて増加した。とりわけ発生量の多いものはquinolineであった。その他として、isoqinoline、acridine、phenylpyridines等が発生した。これら物質の発生パターンは焼却実験を通じてほぼ一定であっ た。 |
■ キーワード | 木くずチップ、ボード類、接着剤、焼却生成物、アザアレーン類 |
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